凍上災害事例
- 凍結融解サイクルによるポットホールと網目状ひび割れ
田舎道の舗装表層に形成されたポットホールには融雪水が溜まり、周囲には網目状に広がるひび割れが見られます。寒冬期の凍結・融解を繰り返すことで舗装が疲労破壊し、路盤内への水の浸透と相まって劣化が進行した典型例です。

- 冬期凍上災による縦裂亀裂
雪が残る山間道路の中央に走る深い縦方向の亀裂は、路盤内の水分が凍結膨張(凍上災)を繰り返すことで舗装を押し上げ、ひび割れた結果です。雪解け水の侵入で亀裂は拡大しやすく、早期の対策が重要です。

- アスファルト下で成長した霜柱の断面
舗装を剥がした路盤内部に形成された霜柱(凍上災)の様子。硬貨は大きさ比較用に置かれており、氷の柱が地盤を押し上げることで舗装にひび割れや浮きが生じる原因を示しています。

- 北海道・釧路市:1997年7月20日
アスファルトは周りの土よりも冷やされやすく凍結が進みます。これは道路が除雪されている場合に顕著です。この結果、道路中央部で大きな凍上が生じ、アスファルトが破壊されます。 過重や地盤沈下のために生じたアスファルトのひび割れが車両進行方向に対して横向きに見られるのに対し、凍上害では縦方向のひび割れが道路中央付近に見られるのが特徴です。


- 岐阜県内の複数箇所での凍上災害(平成24年)
同じく平成24年の異常低温により、岐阜県内の複数の道路で凍上災害が発生しました。国土交通省の報告によれば、岐阜県では57箇所、総額10億円規模の災害査定が行われています。これらの災害では、舗装面の亀甲状クラックや盛り上がり、沈下、舗装剥離による穴などが確認されました。

- 岐阜県 市道 西安久田穴洞線の凍上災害(平成24年)
平成24年の異常低温により、岐阜県内の市道 西安久田穴洞線で凍上災害が発生しました。この災害では、道路の地盤が凍結し、舗装面にひび割れや隆起が生じ、交通に支障をきたしました。復旧作業では、無人化機械掘削を用いて安全かつ効率的に復旧が行われました。
